【任天堂 岩田聡前社長の言葉】労力の割に周りが認めてくれることが、きっとあなたに向いてること。それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だよ
コラムです。あなたの人生にとってほんの少しでも、良いスパイスになれば嬉しいなと思います。このコラムは【しがらみなし】で書きます。起業する人、社長さんに必要であれば【タブーな話】もします。ご了承のうえ、お読みいただけると幸いです。
【任天堂 岩田聡前社長の言葉】労力の割に周りが認めてくれることが、きっとあなたに向いてること。それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だよ
今回は、任天堂 岩田聡前社長の言葉をご紹介したいと思います。この方、ニンテンドーDS、Wii、ニンテンドー3DSを企画開発し、当時苦境にあった任天堂を救った人として知られています。2015年惜しまれながら死去(享年57歳)。
この方は数多くの言葉を遺しておられますが、自分の長所・適性を見極めるための名言には、個人的に共感できますし、素直にすごいなぁと感じます。
・労力の割に周りが認めてくれることが、きっとあなたに向いてること。それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だよ
・自分の長所を見つけるには、自分が楽にできることを探すこと
・人は苦労して何かを身に付けると、それにすごい価値があると思い込みたがります。でも実は自分は何気なくやってるけど他の人は結構苦労してる物があって、それこそが「金になる」本物のスキルだということです。
すごい金言だと思いますね。
私は現時点、起業・創業する人、個人事業で頑張ってきて法人成りする人をお手伝いしているので、長所・適性という考え方は、普段から注意を払って、アンテナを張っている分野です。相談をお受けするとき、お話をお聴きするとき、方向性について助言させていただくとき、すべてに関係してきますので。
27歳で開業し、組織を大きくすることを目的にして法人化したり、グループも立ち上げたりしましたが、結局、個人事務所に戻りました。長所・適性、という点からも、もっと噛み砕くと「向き・不向き」という点からも、誰よりも考えてきたつもりです。まあ、経歴みていただくと、笑っちゃうほど迷いの人生であることはおわかりいただけるかと(笑)
長所・適性は、起業に際して、最上位に近い重要さを持ちます。強みでもない、適性もない分野を選ぶと、ほぼ間違いなく苦労します。これは断言しますが、人生にとって不要な努力です。
強み(長所)であり、適性のある分野を選んで、仕方なく苦労するのが、やって人生得する、正しい苦労だと思うんです。
だからこそ、故 岩田氏の言葉はじんわりと心に響きます。
【労力の割に周りが認めてくれることが、きっとあなたに向いてること。それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だよ】
【自分の長所を見つけるには、自分が楽にできることを探すこと】
【人は苦労して何かを身に付けると、それにすごい価値があると思い込みたがります。でも実は自分は何気なくやってるけど他の人は結構苦労してる物があって、それこそが「金になる」本物のスキルだということです】
なるほどなーと思いますね。 まさにそのとおり。
それでは、逆を考えてみましょう。
努力しても周りからの評価が芳しくない場合。
これはあなたにとって不得手、ということで間違いないでしょうね。努力しても周りからの評価が芳しくないことが、今のあなたの主業である場合は、生き方をもう一度考えてみると良いかもしれません。
ただここで1つ、問題が。
いままで話してきたことに「好き・嫌い」の要素を加味して考えてみると、少し複雑化します。(+生活のための仕事という要素も加味)
労力の割に周りが認めてくれることで、あなたが嫌いなこと。これを生きる糧を産み出すタネとするかどうか?
好きなことと得意なことが重なれば、これに越したことはないですよね。でもそううまく合致するとは限らない。
そんな時は、エイヤッ!と、始めてしまうのはひとつの手かも?と私は感じます。
なぜなら、あなたが嫌いなことは、一面から嫌いであって、他の面を自らが見つけたとき、好きに変わる可能性があるからです。
起業という行為では、必ず【顧客】と向き合う必要があります。お金をいただいてなんぼの世界ですから。
顧客と向き合う中で、ありがとう^_^、という言葉1つによって、嫌い→→好き!!!に大転換する可能性は十分にあると思います。
それを試すのに貴重な人生を使っても、死ぬとき後悔しないんじゃないかな?
一度キリの人生。
できれば、好きなこと+得意なこと、で始めて、終始、そのまあ突き通せれば幸せですが、嫌いなこと+得意なこと→好き、という過程を経るのも、幸せのカタチの1つではないでしょうか。
最後にもう1つ、故岩田氏の言葉を。
【自分が何に向いていて、何をすれば周囲に認めてもらえるかを一生懸命探していれば、必ず仕事のチャンスはくるし、そういう人のところに運も巡ってくるんじゃないでしょうか?】
今回は、故岩田氏の言葉を題材に、書いてみました。最後までお読みいただいて、ありがとうございました!